蚕頭燕尾(さんとうえんび)
四方之志…天下を治めようとする大きな志。天下をとるという大志のこと。
写真は、個人レッスンコースのM・Rさんの作品です。
顔真卿の特徴的な筆法、蚕頭燕尾(起筆は蚕の頭のように丸く、右払いの収筆は燕の尾のように書く)を意識して書いていただきました。
もともと運筆の技術が長けているM・Rさん。難しい筆使いなのにたっぷり潤った線で実に良く書けています。
顔真卿と言えば安禄山の戦いで唐王朝の危機を救った忠臣烈士、決して信念を曲げない剛直の人。起筆を強く置きぐぐっとじっくりと線を引いたせいか、そんな力強い顔真卿の風格もちょっぴり作品から感じられますね。
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